郷土料理~埼玉県~
今日の献立
かてめし 鮭の塩焼き みそポテト まゆ玉汁 牛乳
調理時間
90分
栄養価 (1人分)
エネルギ― 691kcal たんぱく質 25.8g 脂質 18.1g 食塩 2.2ℊ
かてめし
材料 (4人分)
精白米 230g 水 適量 しょうゆ 小さじ1 〈具〉 しいたけ(スライス) 10g ごぼう(ささがき) 20g 油揚げ(短冊) 20g 人参(千切り) 10g しらたき(2cm) 15g 小松菜(2cm) 15g 出し汁 小さじ2 酒 小さじ1 しょうゆ 大さじ1 みりん 小さじ1 砂糖 小さじ1
作り方
①炊飯器に研いだ精白米、しょうゆ、水を入れてご飯を炊きます。
②鍋にだし汁を入れ、人参、ごぼうを煮ます。
③②の野菜に火が通ったら、しいたけ、油揚げ、しらたき、小松菜を入れ、調味してさらに煮ます。
④①の炊けたご飯に具材を混ぜ合わせて完成です。
ポイント
「かてめし」は埼玉県の郷土料理です。
米の生産が少ない地域で米の消費量を抑えるために考えられた料理です。
ご飯を炊くときに具材を加えてカサを増し、日常の食事の他に来客をもてなす行事や祭りにも作られています。地域でたくさん収穫される食材である「ずいき」という里芋の茎を乾燥させたものが本来は入っていて、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富なので、手に入る場合は使ってみましょう。
鮭の塩焼き
材料 (4人分)
鮭 50g・4切れ 塩 少々 酒 小さじ1
作り方
①鮭に酒、塩を振りかけます。
②余分な水分をふき取ってから焼きます。
③弱火の中火で鮭に焼き色がつくまで焼いたら完成です。
ポイント
シンプルな料理の塩焼は調理方法によって出来上がりが変わってきます。
美味しく作るためのポイントがいくつかあります。
魚に塩を振るのは余分な水分と一緒に臭みを取るためです。塩を振って水分が魚の表面に出てくる必要な時間が10~20分とされています。タイミングを守って、焼く前に水気を拭き取るのを忘れないようにしましょう。
焼く時間の目安はグリルや魚の種類によりますが、片面焼きグリルは予熱が充分されているかが重要で焼く前に5分ほど温めておきましょう!両面焼きグリルは予熱もひっくり返す必要がないです。どちらも10分前後の焼き時間が必要です。
みそポテト
材料 (4人分)
じゃが芋(乱切り) 220g 〈衣〉 小麦粉 大さじ3 水 適量 揚げ油 適量 〈タレ〉 砂糖 大さじ2 酒 小さじ1 みそ 大さじ1
作り方
①じゃが芋は固めに茹でます。
②タレを焦がさないように鍋にかけます。
③じゃが芋を衣にくぐらせて170℃で3分位揚げます。
④揚げたじゃが芋を②のタレに絡ませて完成です。
ポイント
みそポテトは「小昼飯」と呼ばれる農作業の合間や小腹が空いていた時に食べる秩父の郷土料理です。じゃが芋のビタミンCは衣に包まれるので加熱しても損失が少なります。みそだれは家庭やお店によって味が異なり、甘さの加減や味噌の種類を変えたり、ゆず風味やピリッ辛にしたりと色々変更できます。
アレンジとして、胡麻や青のり、大根おろしなどを掛けても良いですし、味噌ダレに粉チーズやバターを混ぜると洋風に変化します。
まゆ玉汁
材料 (4人分)
出し汁 400ml
〈白玉〉
白玉粉 20g
豆腐 20g
水 適量
〈具〉
大根(いちょう) 40g
人参(いちょう) 40g
たけのこ(いちょう) 15g
なると(半月) 10g
小松菜(2cm) 20g
ねぎ(小口) 20g
酒 小さじ1
塩 少々
しょうゆ 小さじ1
作り方
①豆腐をつぶし、白玉粉を入れて、まゆ玉を作ります。
耳たぶ位の硬さになるように水で硬さを調整し、成形します。
②鍋にだし汁を入れ、人参、大根を煮ます。
③人参、大根が軟らかくなったら、たけのこ、なると、小松菜を入れてさらに煮ます。
④野菜に火が通ったら、まゆ玉を入れて調味します。
⑤最後にねぎを入れ、味を整えたら完成です。
ポイント
秩父では昔、カイコを育て絹糸を生産していました。そこで、まゆの出来が良くなるようにまゆの形に似せて団子を作り、木の枝にさして飾り、硬くなった団子を汁に入れ、煮て食べたことから「まゆ玉汁」と呼ばれるようになりました。鶏肉等のお肉を入れたり、白玉粉の代わりに米粉や小麦粉に変更すると食感変わり良いでしょう。