1年の健康を祈って 節分献立
今日の献立
菜飯 いわしのさんが焼き 大豆とさつまいもの甘辛揚げ 大根のすまし汁 牛乳
調理時間
60分
栄養価 (1人分)
エネルギー 614kcal たんぱく質 22.4g 脂質 10.5g 塩分 2.5g
いわしのさんが焼き
材料 (4人分)
鰯 2尾鶏ひき肉 90g葱(みじん) 50g生姜(みじん) 1/2片 白みそ 小さじ2しょうゆ 小さじ1塩 少々こしょう 少々片栗粉 大さじ1.5青じそ(みじん)3枚青のり 少々ごま油 大さじ1
作り方
①いわしの下ごしらえをします。もう捌いてあるものを買った方は、③の作業から始めてください。
鰯の頭を切り落とし、腹に切れ目をいれてワタを除きます。流水で洗い、水気を拭きます。
②頭の方から尾に向かって親指を入れ、中骨に沿って指でしごきます。身が離れ、骨が取れます。(手開きといいます)
③ 下ごしらえをしたいわしを包丁で細かく叩いてボウルに入れ、葱、生姜、白みそ、しょうゆ、塩、こしょう、片栗粉と混ぜます。 (フードプロセッサーのある方は、下ごしらえをしたいわしと調味料をすべてフードプロセッサーにかけます)
④青しそ、青のり、ごま油も入れ、混ぜ合わせます。
⑤4等分にし、形を小判型にします。
⑥オーブンで180℃15~20分焼きます。(または、フライパンでこんがりするまで両面を焼きます)
ポイント
西日本の節分には、いわしを食べる風習があります。
それは、鰯を食べる事で「陰の気を消してしまう」という意味があるからです。
なぜかというと、いわしの語源や特徴にあります。
いわしの語源は、「弱し(よわし)」・「卑し(いやし)」
また、いわしには独特の臭みがあります。
この弱く卑く臭いのあるものを食べる(消す)ことによって、「陰の気を消してしまう」という意味になりました。
大豆とさつまいもの甘辛揚げ
材料 (4人分)
大豆(水煮) 100g片栗粉 大さじ2揚げ油 適量さつまいも(角切)1/2本揚げ油 適量*たれ*しょうゆ 大さじ1砂糖 大さじ2水あめ 小さじ2酢 小さじ1/2水 大さじ2
作り方
①大豆に片栗粉をまぶし、180℃の油で大豆が浮いてくるまで揚げます。
②さつまいもを180℃の油で素揚げします。
③たれを作ります。たれの調味料の水、砂糖、水あめ、酢を小鍋に入れ全体にとろみがつくまで弱火にかけます。
④③にしょうゆを入れ、軽く混ぜたらたれの完成です。
⑤揚げた大豆、さつまいもと④のたれを絡めます。
ポイント
節分には、いわしだけでなく、豆を食べる風習もあります。
なぜかというと、節分の豆は、豆を炒る(魔目を射る)ことで邪気を祓った豆なので「福豆」と言われます。
その「福」を身体に取り入れることで一年の健康を願いからです。
いつまでも、みなさんが健康でいられますようにお祈り申し上げます。
大根のすまし汁
材料 (4人分)
人参(いちょう)2cm大根(いちょう)3cm戻したわかめ 30g小松菜(2cm) 1/2株 キャベツ(短冊) 1枚長ねぎ(小口)1/4本水 500mlかつお節 20g酒 大さじ1塩 小さじ1
作り方
①小松菜はさっと茹で、流水で冷やし、水気をよく絞っておく。
②鍋に水を入れ沸騰したら火を止めます。そこにかつお節を入れ、1~2分おき、ザルで濾してだしをとります。
③②のだしに人参、大根を入れ、やわらかくなるまで煮ます。
④酒、塩を入れ、戻したわかめ、長ねぎ、小松菜、キャベツ、長ねぎを入れ、ひと煮立ちさせ、完成です。
ポイント
だし汁の取り方は様々です。かつおだしの取り方だけでもいくつかの方法があります。
ご家庭で簡単にだしをとるには、ざるにキッチンペーパー、鰹節の順にのせ、そこに沸騰させたお湯をかけ、濾すだけでできます。
濃厚なだしをとるには、かつお厚削りを使用し、水からかつお厚削りをつけ、弱火~中火で沸騰させない程度に30分あたため、ざるで濾します。
どちらもポイントとして、強火にかけすぎないことです。沸騰させて長時間煮てしまうと、鰹節からえぐみが出てきてしまいます。
菜飯
材料 (4人分)
精白米 1.5合
麦 25g
酒 10g
*具*
油 小さじ1
野沢菜(みじん)30g
こまつな(1cm)1株
しょうゆ 小さじ1
白ごま 小さじ2
作り方
①精白米と麦をとぎ、炊飯器に入れ、適量の水と酒を入れて炊きます。
②小松菜を茹で、流水で冷やし、よく水気を絞っておきます。
③フライパンに油をしき、野沢菜、②の小松菜、しょうゆをさっといためます。
④炊けたご飯と、③の具と白ごまを混ぜて完成です。
ポイント
小松菜以外にも、大根の葉や株の葉、菜の花を使用すると、あっさりとした仕上がりになり、おいしいです。